変動型と固定型の二種類のローンが学費ローンにはありますが、両者はどのような差があるでしょう。
受けた融資金を全額返済までにかかる期間が長くなると全て返すまでにかかるお金は相当額になりますが、変動型金利の方が低金利になりやすいようです。
5年以上の返済期間を要する場合は、金利が多少高く設定されていても固定金利がいいでしょう。
5年以内で利息も含めて全額を返済する見通しが立つなら、変動金利制がいいようです。
郵貯貸付、教育一般貸付、年金教育貸付の3種の国の公的機関による学費ローンは、いずれも固定金利制で2.5%とされているようです。
国民生活金融公庫以外の学費ローン以外で金利の低いローンの説明をします。
財形教育融資という正式名称があるがくゆうろーんは固定金利で年2.53%、労働金庫のろうきん教育ローンは固定金利年2.4%、変動金利年2.275%です。
銀行の取り扱う学費ローンは、銀行によって異なります。
三井住友銀行の教育ローンは固定金利型は扱われておらず、無担保で変動金利では4.875%、担保があれば3.375%です。
みずほ銀行の変動金利型教育ローンは5.275%、固定金利型教育ローンは6.6%です。
三菱東京 UFJ 銀行からの融資を希望するなら変動金利型では4.875%、固定金利型では6.625%になります。
審査に通らなければ学費ローン融資を受けることはできませんが、例えば日本政策金融公庫の公的な学費ローンでは保護者の収入は安定しているかどうかをチェックします。
正規雇用の職を親が得ているら、収入が安定しているものとして信用力は高く見積もられます。
ただし何年働いているかという点も確認されますし、水商売などは収入が安定していないと判断される場合もあります。
世帯の年間収入が990万円(事業所得者は770万円)以内の保護者が申し込み者の条件とされます。
融資額は学生1人につき200万円以内という学費ローンです。